感謝の気持ちを伝える感謝状の書き方は?文例を交えてご紹介
感謝状は相手をたたえて感謝の気持ちを伝える方法のひとつです。永年勤続表彰や優秀賞などの社内表彰でもよく授与することがあるので、自社でも感謝状を作成したいと考えているのではないでしょうか。ですが、いざ書くとなると、どのように書けばいいのかわからないということがあると思います。
そんな方のために本記事では、感謝状を書く時の流れや文例などをご紹介しています。また、感謝状と一緒に贈る賞品についてもご紹介していますので、社内表彰で感謝状の作成を考えている方は、ぜひ目を通してみてください。
目次
どのような時に感謝状を贈るの?
感謝状を贈るのはどのような場面が多いのかご存じでしょうか。感謝状は、永年勤続表彰や退職・退任などの企業で贈られるものもありますが、身近で贈られているものもあります。ボランティアや地域の団体活動の市町村関係のものであったり、お世話になった先生や結婚記念日などでも贈ることがあります。
感謝状は社内表彰以外でも特別な日に感謝を伝えられていて、特別感を演出できるものとなっています。
次に感謝状を書く時の流れや注意するポイントを解説していきます。流れを知ることで感謝状が書きやすくなると思いますので、しっかりと確認してみましょう。
感謝状を書くときの流れや注意するポイント
感謝状を書く時は、一般的な表彰状と同じで6項目で構成されています。感謝状を書くうえで、重要な部分となっています。注意するポイントもありますので、感謝状を書く際は、まず初めに構成を理解しましょう。
感謝状を書くときの流れ
1.表題
表題は、表彰状や感謝状などの授与したい賞を記載する場所です。今回は、感謝状ということなので、感謝状と入れます。
2.受賞者名
次に主役となる受賞者の名前を入れます。一般的には、受賞者名の最後に「殿」や「様」など敬称を入れます。「殿」は使う場面が限られているため、基本的には「様」を使うことが多いようです。
3.主文
主文は、どのようなことをして表彰するのかを書きます。永年勤めてくれた感謝を伝える永年勤続表彰の場合は、「永きにわたり会社に貢献されました」のようなイメージで書きます。主文は感謝状のメインとなる部分ですので、しっかりと内容を決めましょう。 また、文末の表現は表題に合わせなければなりませんので、感謝状の場合は「感謝の意を表します」を記載することが大切です。
4.贈呈日
贈呈日は、年号は元号を用いることが一般的です。年月日を入れるときは、漢数字で記載し、本文よりも1文字下げて入れます。
5.贈呈者
贈呈者には組織名や会社名を入れ、贈呈者の真上に肩書を記載します。一方、受賞者の肩書は自由ですので、自社で決めることができます。すでに表彰状がある場合は、そちらに合わせましょう。
6.押印
会社印・組織印などの「角印」や代表者印・社長印などの「丸印」を押印するのが一般的です。押印は贈呈者本人が発行したという証明になりますので、重要な部分です。押印する際は、贈呈者名の下2㎝〜3㎝ほど空いている場所にします。
感謝状を書く時に注意するポイントはある?
句読点を使ってはいけない
句読点を使ってはいけないというルールがある理由には歴史が深くかかわっていると言われています。
明治以前までは、句読点を付ける文化がありませんでした。そのため、文章をわかりやすくするために空白を入れたり、改行をしたりなどの方法が使われていました。
明治に入ると欧米の文化が取り入れられて「,」や「.」が使われるようになりました。その導入がきっかけで日本でも句読点が使われるようになったと言われています。
そのほかにも「縁起担ぎ」というものがあります。句読点は、文章を区切る使い方をするので、「切る」というイメージがあり、縁起の悪いものと言われています。
日本の古い文化が感謝状や表彰状に残っているため、現在でも句読点を付けてはいけないというルールがあります。
また、単純にマナーとしても付けてはいけないと言われています。句読点は、前述したように読みやすくするために使用します。ですが、そのような気遣いは教養がない(句読点がないと表彰場が読めない)という意味があり、失礼に当たるということから、使ってはいけないと言われています。
改行に気を付ける
感謝状では、改行にもルールがあります。改行のルールについてまとめましたので見ててください。
・1文字下げをしない
・行頭の高さをそろえる
・行数は2~10行程度が基本
・改行する際は、「よって」「ここに」を使用する時だけ1度だけ改行する
以上が改行のルールになります。改行を多用することは、句読点と同じように失礼に当たることのほかにも文章のバランスが悪くなってしまう可能性があるため、改行は文末だけと決められています。
感謝状の書き方についてご紹介しました。文字のサイズが決まっているものがあったり、細かなルールがあったりと、考えて感謝状を作るのは難しいと思います。
ですので、次にご紹介するのは、感謝状の文例です。前述したルールに沿って作られているため、参考になるはずです。文例を参考にして感謝状を作成してみましょう。
感謝状の文例
感謝状の文例は、さまざまなものがあります。今回は、永年勤続や定年退職などで使える文例をご紹介します。
文例1:永年勤続
感謝状
あなたは入社以来勤続〇〇年以上に亘り誠実に勤務され社業の発展に大きく貢献されました
ここに創立〇〇周年を迎えるにあたり本状及び記念品を贈りこれを表彰します
文例2:永年勤続
感謝状
勤続〇〇年を迎えられたあなたの功労に対して深く敬意を表します今後益々円熟の手腕を発揮されると共に後進育成のため一層御尽力下さい
ここに記念品を贈り表彰致します
文例3:定年退職
感謝状
あなたは入社以来職務に精励され社業の発展に貢献するところ誠に多大でありますこのたび定年を迎えられるに当りこれまでの功をねぎらい
ここに記念品を贈って感謝の意を表します
文例4:定年退職
感謝状
貴殿は永年にわたり当社の運営並びに発展の為誠心誠意尽くし多大な貢献をされました退職に当って
ここに感謝状を贈り感謝の意を表します
文例5:功労・業績
感謝状
貴殿は入社以来一貫して当社の主力商品である〇〇の研究に邁進され数多くの新製品の発売を推進されましたその結果〇〇が世界中の一流選手に愛用され当社業の発展に多大の寄与をされました
よってその功績を称え感謝の意を表します
文例6:営業成績
感謝状
貴社におかれましては令和〇〇年度に目標としていた〇〇IHクッキングヒーター一〇〇台販売を旺盛なる販売活動と確固たる信念で一致団結し販売目標を見事に達成されました
よってここにその実績をたたえ深く感謝の意を表します
文例をいくつかご紹介していきました。句読点は、文例を参考に作成できますが、改行のルールは感謝状によって変わる可能性があるので注意しながら作成することが大切です。
感謝状についてご紹介しましたが、社内表彰の場合は記念品を一緒に贈る企業が多いです。次は、記念品を贈るメリットについて解説していきます。記念品を贈るメリットを理解して、感謝状と一緒に贈ってみてはいかがでしょうか。
社内表彰で記念品を贈るメリット
社内表彰では、感謝状と一緒にトロフィーや盾などの記念品を贈ることがあります。記念品を贈るメリットは以下の3つが主に挙げられます。
・従業員のモチベーションアップが期待できる
記念品を贈ることでモチベーションアップの効果が期待できます。これは、受賞者だけでなく、受賞されなかった従業員も「表彰されたい」という気持ちになるため、社内全体のモチベーションがあがります。
・社員の離職率低下
永年勤続表彰など結果だけでなく、努力が報われる表彰に記念品を設定することで、離職率の低下させる効果が期待できます。高級感のあるものやおしゃれな記念品は、従業員たちの目を引きますので、特別な記念品を贈ってみましょう。
・受賞した時の感動を思い出してくれる
記念品が目につく場所にあると、時間がたっても受賞した時のことを思い出してもらえます。受賞した感動をまた味わいたいという気持ちになり、新たな目標に向かってやる気になります。
企業にとっても従業員にとっても記念品の贈呈はメリットになります。まだ記念品の導入を考えていなかった方は、ぜひ感謝状の作成と同時に導入してみてはいかがでしょうか。
記念品はアトリエ・グレインで
感謝状と一緒に記念品を贈りたい方は、アトリエ・グレインがおすすめです。アトリエ・グレインでは、特別感のあるトロフィーや盾などの記念品を数多く取り扱っています。特におすすめなのが高級感のあるクリスタルトロフィーです。
一般的なガラスとは違い透明度の高いクリスタルガラスを使用しています。その静かな上品さが魅力的で、お部屋のインテリアとしても使用できるメリットがあります。
トロフィーや盾には、オーダーメイドで名入れでき、社名や受賞者名を入れられるのはもちろんのこと、会社のロゴや写真を入れることもできます。
さらに細かいルールで作成が難しい表彰状の代行も行っているので、記念品の導入を考えている方は、アトリエ・グレインにお任せください。
記念品には従業員のモチベーションを上げる効果が期待できます。さらにアトリエ・グレインで取り扱っているクリスタル記念品は、特別感があり、従業員の目を引く記念品です。また、作成が難しい方は代行も行っているので、記念品と一緒に注文を検討してみてはいかがでしょうか。
喜ばれる感謝状を贈ろう
感謝状には細かいルールが多くあり、作成が大変と感じる方もいると思います。そんな時には、アトリエ・グレインにお任せください。アトリエ・グレインでは、クリスタル記念品のほかにも表彰状を代行で作成いたします。
記念品を贈るメリットには、従業員のモチベーションアップや離職率低下など企業にとっても良いことが多いため、これから導入を考えている方はこの機会にいかがでしょうか。自社でも日ごろの感謝の気持ちを込めた感謝状とともに記念品を贈呈し、従業員の士気向上や企業の発展につなげていきましょう。