永年勤続表彰で使える表彰状の書き方と文例をご紹介
永年勤続表彰制度永年勤続表彰では、感謝の言葉とともに表彰状を贈ります。しかし、いざ贈るとなると書き方がわからなかったり、どんな文章にすればいいのかわからないなど、書き方に悩みを持っている方もいると思います。
本記事では、そんな表彰状の書き方で悩んでいる方のために、永年勤続表彰で使える表彰状の書き方や書く際の注意点、表彰状の文例について解説していきます。どの項目も表彰状を書く際に必要なものですので、しっかりと確認してから表彰状を作成してみましょう。
目次
表彰状の書き方にはどのようなものがある?
表彰状は大きく分けて6つの項目で構成されています。1つずつ解説していきますので、表彰状を書く前にどのような構成になっているのかを確認しておきましょう。
1.表題
まずはじめに賞状の主題である表題を決めます。永年勤続表彰であれば、表彰状や感謝状と記載します。記載する際は、右側で中央よりも少々上目の位置を意識してどの項目よりも大きく太文字で入れます。
2.受賞者名
受賞者名は、永年勤続表彰で受賞した方の名前を記載します。受賞者名を入れる際は、表題の次に大きい文字サイズで、受賞者名の下につける「様」や「殿」などの敬称を入れます。
「様」と「殿」の選び方は、目上の方から目下の方に向けて贈られる際は、「殿」を使用します。「様」の場合は、目上の方、目下の方関係なく使用できます。敬称に迷っている方は、「様」を使用して表彰状を作成してみましょう。
また、受賞者名の右上に肩書、左下に生年月日を入れるものもあります。自社の表彰状のスタイルに合わせて入れてみましょう。
3.主文
主文は、表題や受賞者名よりも小さめで贈呈日より大きめな文字サイズで記載します。行数は、2行〜10行程度が一般的で文末には表題に対応した文章を入れます。
[例]
・賞状の場合:賞します、賞するなど
・感謝状の場合:感謝の意を表します、謝意を表するなど
4.贈呈日
受贈呈日は、年号、年、月、日の順番で記載します。年月日は数字ではなく、漢数字で記載することが一般的です。記載する際は、主文より1文字下げて一番小さい文字サイズで入れましょう。
5.贈呈者
贈呈者名は、受賞者名よりも小さい文字サイズで、会社名や組織名を入れます。受賞者名の場合は肩書は自由ですが、贈呈者の場合は贈呈者の真上に贈呈者よりも小さく記載するのがポイントです。
6.押印
押印は、贈呈者が発行したという証明です。一般的に贈呈者名の下に押印しますので、贈呈者名の下を2㎝〜3㎝ほど空けておきましょう。押印は会社印や組織印、代表者印、社長印を押印するのが一般的となっています。
表彰状の書き方について解説していきました。表彰状には、項目によって文字のサイズを変更したり、表題に合わせた文末など細かなルールがあります。表彰状を作成する際は、上記の項目を確認しながら作成してみてください。
表彰状を書くときのルールについてご紹介しましたが、書くときに注意することはあるのか気になりますよね。次は、永年勤続表彰の表彰状を書くときの注意点についてご紹介していきます。
永年勤続表彰の表彰状を書くときの注意点は?
表彰状を作成する際に注意するポイントは、主文に多くあります。失敗しないために表彰状を作成する前にしっかりと注意点を確認しておきましょう。
表彰状では句読点をつけない
日本語の文章では句読点を使うのが一般的ですが、表彰状では句読点をつけてはいけません。昔の書物を見ると、もともと日本は毛筆文化だったため、句読点が使われていませんでした。使われ始めたのは明治時代からと言われていて、読みやすいようにするために使われるようになりました。
表彰状は、表彰する相手を敬って手渡すものです。読みやすいように句読点をつける言葉遣いは、「句読点をつけないと表彰者は読めない」と失礼に当たる意味を持つため、表彰状では、マナーとして句読点を付けてはいけないとされています。
また、表彰状では文頭をわかりやすくする一文字下げもしません。句読点と同じように敬意を表すためなので、下げてはいけないとされています。句読点とセットで覚えておきましょう。
主文の改行は1度まで
主文は、文脈に区切りがあった場合でも改行することなく書き続けることが一般的です。改行する場面は、「ここに」や「よって」などの結び言葉を使って最後の1文だけ改行します。改行する理由としては、主文全体の見栄えを意識するためと言われています。
助詞を行頭に置かない
表彰状を作成する際は、「は」・「へ」・「を」などの助詞にも注意点があります。助詞が行頭にあると見栄えが悪くなってしまうため、意識しながら調節してみましょう。
永年勤続表彰の敬称は「殿」を使うことが一般的
永年勤続表彰で贈られる表彰状は会社から社員へ贈られるため、受賞者の敬称には「殿」を使用するのが一般的です。
また、敬称は敬意を表すということで受賞者につけますが、贈呈者にはつけませんので、注意が必要です。贈呈者のみに入れるものには、役職や会社名などがあります。
永年勤続表彰の表彰状を書く際の注意点をご紹介しました。句読点を付けなかったり、一文字下げをしなかったりと普段よく目にする文章とは違いますので、表彰状を作成する際は、以上の点をしっかりと確認して書いてみましょう。
表彰状はルールが多く、ややこしいと感じてしまう方もいるのではないでしょうか。永年勤続表彰で使える感謝状の文例をご紹介していきますので、書き方に迷っている方は参考にしてみてください。
永年勤続表彰で使える感謝状の文例を確認してみよう
ここでは、永年勤続表彰における感謝状の文例をご紹介します。表彰状の作成がうまくいかない方は、ぜひ参考にしてみてください。
例1
感謝状
あなたは永年にわたり職務に精励され株式会社〇〇の発展に多大なる貢献をされました
よって当社創立40周年にあたりその功績を称え感謝の意を表します
例2
感謝状
あなたは〇〇会長として30年間の永きにわたり会社の成長と社内環境の整備に献身的に御尽力され会社の発展に著しく貢献されました
この御功績に対し創立50周年記念式典に当たり本状並びに記念品を贈呈しここに深甚なる感謝の意を表します
例3
感謝状
貴殿は生前永年にわたり〇〇会役員として本会発展のため尽力をいただきその功績は誠に顕著なものがあります
ここに故人の生前のご功績を讃え心から感謝の意を表します
例4
感謝状
あなたは○○代理店結成以来〇〇会を代表して10年の永きにわたり取締役及び監査役として会社の運営にその重責を果たされ当社の発展向上に多大の貢献をされました
よってここに記念品をお贈り深甚なる感謝の意を表します
例5
感謝状
あなたは本会の設立以来20年の永きに亘り一意専心業務に精励され会の発展に寄与されましたので創立20周年式典にあたり記念品を贈りそのご功労に感謝の意を表します
永年勤続表彰で使える感謝状の文例をご紹介しました。参考にする際は、句読点や改行のルールに気を付けながら、シーンや感謝状を送る相手によっても内容を変えて表彰状を作成してみましょう。
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表彰状はアトリエ・グレインにお任せください
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クリスタル記念品には、トロフィーと盾があります。カメラのレンズなどで使用されるクリスタルガラスが素材となるため、一般的なガラスよりも透明度や輝き、重量が違います。
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受賞者に喜ばれる永年勤続表彰を
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